インシュリン注射が打てない

糖尿病患者の中には、自分でインシュリン注射を打てない方もいます。
糖尿病の怖いところは「合併症」だと言われています。
慢性合併症として代表的なものには、「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」があり、神経障害の場合、手足のしびれや視力の低下に始まり、最悪は壊死によって足の切断もあります。末梢神経に障害が起こりますので、怪我をしてもやけどをしても気づかないのです。壊死は傷を放置し、感染症を起こしたためです。視力の低下に加え、網膜症を併発すると失明に至ることがあります。


他の合併症には急性合併症と呼ばれる「ケトアシドーシス昏睡」「高血糖高浸透圧昏睡」「低血糖症糖尿病性昏睡」があり、対処が遅れると命取りになりますし、急性ですので迅速な医療処置が必要です。
このような状態だとインスリン注射も打てないことはおろか、血糖値の管理も難しいということが分かるでしょう。


ここまで重篤化した糖尿病だと、患者自身ではなく、家族の方で老人ホームを選び、安心してお任せできるところを探すというふうになります。いくら、家族には医療行為が認められていると言っても、ここまでくると介護も難しくなるため、医療が受けられる老人ホームを探すのです。